本章は,不信心と無知にたいし,夜の語をもって始まるところから,夜章と名付けられる。89章および93章に近いマッカ最初期の啓示である。この3つの章はいずれも昼夜のような,神秘な対照的なものによって,人間の精神上の切なる願望に慰安を与える。本章ではアッラーのために人事の限りを尽して努力するならば,あらゆる御助けにあずかり必ず満足を与えられると教えられる。
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 あなたがたの努力は,本当に多様(な結末)である。
4 かれが滅び去ろうとする時,その富はかれに役立たないであろう。
11 それでわれは燃え盛る業火に就いてあなたがたに警告した。
14 最も不幸な者でない限り,誰もそれで焼かれない。
15 だが(主のために)忠誠の限りを尽した者は,それから救われ,
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