本章は,1節にある語にちなんで復活章と名付けられる。前の2章よりも少し後のマッカ初期の啓示である。悔い改めない人に関し,特にその内面の心理的変遷の立場から,復活につき訓戒される。
慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において。 人間は,われがかれの骨を集められないと考えるのか。
3 いや,われはかれの指先(の骨)まで揃えることが出来るのである。
4 だが人間は,かれの御前(の生活)においても,罪を犯すことを望む。
5 その日人間は,「どこに避難しようか。」と言う。
10 あなたの主の御許が,その日定めの住まいである。
12 その日(凡ての)人間は,既に行ったことと,後に残したことに就いて各げられるであろう。
13 この(クルアーンを催促するために)あなたの舌を急がしく動かしてはならない。
16 それを集め,それを読ませるのは,われの仕事である。
17 更にそれを解き明かすのも,本当にわれの仕事である。
19 背骨を砕く程の大災難が,かれらに降り掛かることを知るであろう。
25 かれは真理を受け入れず,また礼拝も棒げなかった,
31 あなた(多神教徒)に災いあれ,(本当に)災いなるかな。
34 重ねていう。あなたに災いあれ,(本当に)災いなるかな。
35 人間は,(目的もなく)その儘で放任されると思うのか。
36 元々かれは射出された,一滴の精液ではなかったか。
37 それから一塊の血となり,更にアッラーが,(均整に)形作り,
38 かれは,人間を男と女の両性になされたのではなかったか。
39 それでもかれには,死者を甦らせる御力がないとするのか。
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